これまでもツインレイ・ツインソウル神話が好きな人が好みそうな映画やドラマを特集してきましたが、改めてツイン映画の王道だと感じている【きみに読む物語】をじっくりと観てみました。
今回は心にしみる台詞・名場面を振り返りながら、主にノア(男性)主体で観た感想を述べたいと思います!
きみに読む物語
- 2004年にアメリカで公開された作品。
- 1996年にニコラス・スパークスが発表した小説・原作を映画化。
- 第9回ゴールデン・サテライト賞助演女優賞ジーナ・ローランズが受賞。
- 全米週末興行成績初登場第4位。
映像
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音楽
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映画の内容は言うまでもなくですが、劇中に使われている曲がどれも素敵なんです♪
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イヤホンかヘッドホンをして鑑賞するのをオススメします!
この映画に惹き込まれていきますよ♪
キャスト
- ノア・カルフーン – ライアン・ゴズリング(内田夕夜)
- アリー・ハミルトン – レイチェル・マクアダムス(坂本真綾)
- デューク – ジェームズ・ガーナー(勝部演之): 老人
- アリー・カルフーン – ジーナ・ローランズ(有田麻里): 認知症の女性
- アン・ハミルトン – ジョアン・アレン(野沢由香里): アリーの母
- ロン・ハモンド – ジェームズ・マースデン(森川智之)
- フランク・カルフーン – サム・シェパード(納谷六朗): ノアの父
- フィン – ケヴィン・コナリー(河本邦弘)
- ジョン・ハミルトン – デヴィッド・ソーントン(中村秀利): アリーの父
- サラ・ツフィントン – ヘザー・ウォールクィスト(英語版)
- マーサ・ショウ – ジェイミー・ブラウン(英語版)
- エスター – スターレッタ・デュポワ: 看護師
括弧内は日本語吹替です。
Wikipediaを引用させてもらいました。
ライアン・ゴズリング (ノア・カルフーン役)
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カナダ出身、1980年生まれの俳優さん
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ラ・ラ・ランドの主演もされているんだね!
レイチェル・マクアダムス (アリー・ハミルトン役)
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カナダ出身、1978年生まれの女優さん
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こちらも素敵な作品「アバウト・タイム 愛おしい時間について」にも出演されてます♪
あらすじ
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まだ観たことがない方は、あらすじを読まない方が楽しめると思います!
認知症を患い過去を思い出せずにいるアルツハイマー症の老女と共に、療養施設へ入寮しているデュークは、ノートに書かれた物語を彼女へ読み聞かせている。
物語は、1940年のアメリカ南部シーブルックが舞台。青年ノアは別荘にやってきた17歳のアリーに一目惚れ。強引にデートに誘い、映画を見て語り合った後、仲良くなり、2人は付き合うようになる。初めてノアの家を訪ねていくとテラスで詩[3]を読んでおり、これは物語全体に関わってくる。父親はやさしく、夜にもかかわらずパンケーキを勧める。ノアは、いつか買い取って農場を始めたい古い屋敷にアリーを連れて行くが、彼女の両親が探しているといわれ中断。その後も二人の仲は認められず、ひと夏の出来事が終わった。
大学生になったアリーに毎日手紙を出したが、戦争が始まり、ノアは徴兵される。アリーは裕福な弁護士ロンと婚約する。軍隊から戻ったノアが父親が買い取ってくれた古い屋敷の改造にいそしむ。結婚式を直前にしてアリーはけじめをつけるためにノアに会いに行く。連絡がなかったというアリーに365通出したというが、母親によって没収されていたことを知ったのだった。二人は激しく求め合う。
連れ戻しにきた母親が砂利工場で働く男を見せながら、「25年前に駆け落ちした人よ、あのまま彼と暮らしていたら」と説得し帰って行った。アリーは納得し、婚約者の元に戻る道中、母から帰り際に渡されたノアからの手紙を読むと自分の気持ちに気が付き、婚約者の説得を振り切ってノアの屋敷に戻って行く。
湖を夕日が染める頃、「それ私たちね」と老女が気づく。しかし、記憶はわずかしかもたない。肩を震わせてノアは泣く。
Wikipedia
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簡単に説明すると、アルツハイマー症で過去のことを忘れてしまっている老女が、自分で書いた自身の若い頃の恋物語を、ご主人に読み聞かせてもらう流れ。
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その物語がとてもロマンチックなんだよね♪
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そう!この物語自体とても素敵なんだけど、読み聞かせてもらったその後の老夫婦の様子も感動するんだよね。
心にしみる台詞・印象に残る場面
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ここからはネタバレになってしまうのでご注意ください。
私は どこにでもいる
平凡な思想の平凡な男だ
平凡な人生を歩み
名を残すこともなく
じきに忘れ去られる
でも1つだけ
誰にも
負けなかったことがある
命がけで ある人を愛した
私には それで十分だ
冒頭からノアのこの台詞に心を打たれます!
地位や名誉ではない、たったひとりの女性を命がけで愛した事実。
それだけでというか、それ以上に素晴らしいことってあるんでしょうか?
出逢いからノアはアリーに対して積極的ですよね。
狙った獲物は逃さないじゃないですが、こういうところに男性的な狩猟本能を感じます。
ツインソウル・ツインレイ神話は、それぞれの心の中にあっていいと思うし、ある人にはあってない人にはないんだとも思います。
そんな中で私が感じることは、キーとなるのは男性側(※ここでは便宜上男女と使いますが、性別ではなく能動的立場(男性的)と受動的立場(女性的)のような違いで使い分けているとご理解ください)なんじゃないかということです。
映画サヨナライツカでは、中山美穂演じる真中沓子が、西島秀俊演じる東垣内豊を25年も同じ場所で待っていましたが、やはり最後は豊が動いたからまたふたりは再会し結ばれたと思うのです。
サヨナライツカもツインソウル・ツインレイ神話が好きな人にはかなりオススメの映画になってますので、是非一度ご覧になってみてください!
女性側がどんなに待っていても、男性側が動かなければ、出逢いも再会もない。
ここで、きみに読む物語をすでにご覧になった方はあれ?と思うかもしれません。
ノアの新聞記事を見てアリーが7年ぶりにノアに会いに行ったからふたりは再会に至ったんじゃないか?と。
でも、それ以前に行動を起こしていたのはノアですよね。
別れてから365日毎日アリーに手紙を出していたのですから。
ただ、運命のいたずらでその手紙は7年もの間アリーに届くことはなかったんですけど・・・。
人生の中でたくさん恋愛するのも素敵なことだけど、こんな風にたったひとりを命がけで愛したと言って一生を終えられるのも素敵だなと思います。
先ほど、キーは男性だと書きましたが、ここまで深く愛せる女性の存在がなければ、男性の「誰かを命がけで愛する」という使命は果たせないわけですから、やはりどちらもあってひとつなんだと思います。
農場の古い屋敷での会話
家は白
雨戸は青がいいわ
川に面したアトリエ
家を取り巻く大きなポーチ
お茶を飲んで夕日を見るの
ノアがいつか買い取って農場を始めたいと言っていた古い屋敷の中で、アリーがこんな家がいいと言います。
ああ 約束する
と答えるノア。
アリーが口にしたことをしっかり覚えているんですよね。
そして、その通りに自分で家を建てたノアはめちゃくちゃかっこいいなぁと思います。
女性が口にした何気ない言葉でも覚えていてくれる男性って素敵ですよね!
やっぱり女性を幸せにしたい、喜ばせたいと思うのが男性なんじゃないかと感じてます。
再度重ねますが、ここでいう男女とは性別の男女ではないということを感じて読んでいただけたらと思います。
夏の日、アリーが早めに引っ越すことになる
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夏の恋は
いろいろな理由で終わる
でも 1つだけ共通なのは
どの恋も
流れ星に似ている
天上を熱く燃やし
一瞬 永遠が見える
そして次の瞬間
燃え尽きる
ツインソウル・ツインレイ神話が好きな方は、この展開に想像がつくと思います。
出逢ってお互いに惹かれあい、熱く盛り上がっていたのに、運命がふたりを引き裂こうとします。
お互い好きなのに一度お別れせざるを得なくなる展開に。。。
このとき共通してることは、自分だけの問題ではなく家族が絡んでくるということじゃないかなと感じています。
好きな者同士、自由に一緒にいられたらいいんですけどね。
それだけではいられない自分以外のしがらみに流されて、そちらを選んでしまう場合もあると思います。
それでも1年間毎日365通の手紙を書き続けてアリーの返事を待ったノアはやっぱり素敵です。
今も愛してる
君に会いたい
返事をくれたら
どこへでも飛んでいく
あれほど好きだったアリーを簡単に忘れることなど出来ないですよね。
そして、アリーのことをそれほどまでに深く愛していたんだなと。
たったひと夏の出逢いであっても、この人だ!と感じる気持ちに間違いはないんだと思います。
偶然アリーを見かけて追いかけてみると・・・
手紙を送っても返事がなく、一年後新しい人生を始める決心をしたノア。
友人のフィンとアトランタへ向かい、その後軍隊に入って2年間を過ごし戦争から戻ってきました。
街で偶然ノアを見かけて、追いかけてみるとそこにはアリーと親しげに抱き合ってキスをする男性が・・・。
ノアが何も知らない間に、アリーは別の男性に声をかけられ婚約することになっていたのです。
これってめちゃくちゃショックですよね。
新しい人生を始めようと思ったものの、まだ心にはずっとアリーのことが残っているノア。
なのに、アリーはすでに別の男性との結婚を選ぼうとしていたんですから。
地位や経済力などの「安定」を無意識にでも選ぼうとするアリーはやはり女性的だなという気がしました。
その男性の魅力は地位や経済力だけではないのかもしれませんが、親に反対されない、誰の得にもなる申し分のない相手というところでは結局無難におさまることを考えたように思えてしまいます。
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まだ忘れられない最愛の人が他の人と幸せそうにしているのを目の当たりにしたとき、複雑な気持ちになるよね・・・
ママが私の家さ
老女であるアリーと一緒に施設に住もうとするノアに対して、こんなところにいないで家に戻ってきてと家族が言うのですが、ノアは「ママが私の家さ」と言ってアリーのそばを離れません。
場所ではないんです、人なんです。
愛する人のそばにさえいられたらそれでいいんですよね。
その人こそがマイホームなんだと思います。
認知症になって過去を忘れてしまったアリーに自身の物語を読み聞かせてあげると記憶が戻ってくることがたまにあって、「認知症は回復しないんですよ」と医者に言われても、「神の力は科学の限界を超える」と信じて諦めないノア。
ノアの信じる気持ちがすごいと思うし、アリーの記憶が戻ってこれるのは5分も持たない時間なのに、その一瞬にかけるふたりが素敵だなぁと思うんですよね。
ノア目線で現代版に置き換えてみると、月のサイクルで4度も性格が変わってしまう女性が相手だったとしても、忍耐強くそれを受け入れてまた楽しく笑い合える日を信じて待っている男性にも重なって見えました。
認知症にせよPMSにせよ、最愛の相手から自分を遠ざけられてしまうのって気持ち的に容易なことではないですよね。
それでも丸ごと受け入れて愛してると言えて、その人を大切に思えるのってすごいなと思うんですよ。
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アリーの記憶が戻ったとき
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「私 どうしたの?」
「別に少し遠くへ行ってただけさ」
「残りの時間は?」
「どうかな 前は5分もたなかった」
この会話のあとに急にアリーの様子が変わり、
「なぜ(私を)ダーリンと?
(ふたりは)他人なのに」
とノアのことを忘れ、またいつもの認知症患者に戻ってしまいます。
このときの様子がものすごく切なくて。。。
正気なアリーに会えるかもしれない一瞬を信じて物語を読み聞かせ続けているノアだけど、一緒に喜べるのはほんのわずかな時間しかないのです。
最愛の人に自分を思い出してもらえる時間はほんのわずかなんです。
アリーだって好きで忘れているわけではないし仕方のないことだけど、ノアにとってこのときの落差はものすごくきついだろうなと。。。
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それでも最後までアリーと一緒にいることを望むノアの姿に心を打たれました・・・
7年後、せっかく再会して気持ちも確かめあえたのに・・・
再会して気持ちもお互い変わっていないと確かめあえたのに、アリーは婚約者のもとへ戻ろうとします。
うまくやるのは難しい
努力が必要だ
でも俺は努力したい
ずっと君が欲しいから
一緒にいたいから
ノアは必死に訴えかけます。
無難に選ぶな
人のことは考えるな
俺もヤツも両親も忘れろ
君だよ
問題は
君はどうしたい?
ノアのいうとおり、アリーがどうしたいか?ということが一番なんだと思います。
誰かが傷つくからじゃなく、誰かのためでもなく、自分はどうしたいか?なんだと。
一度きりの人生だとしたら、自分の心に正直に、自分のために生きたいですよね。
ノアがアリーに送った手紙
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最高の愛は
魂を目覚めさせ
人を成長させる
ハートに火をつけ
精神に平安を与える
君がそれをくれた
僕も あげたかった
愛してるよ また会おう
ノアがアリーに送った手紙に書かれていた言葉です。
17、8歳くらいでこんな文章を書けるってすごくないですか?
ノアは小さい頃からお父さんに朗読させられていたのもあって文章で表現するのが上手だったのかもしれませんね。
最後は・・・
「何も思い出せなくなったら・・・どうする?」
「そばにいるよ」
「離れない」
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その後の展開は是非映像でお楽しみください!
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ここで明かしちゃうのはもったいないよね
とにかく、ノアのアリーに対する深い愛が感じられる作品です。
そして、アリーが「無難」を捨てて自分の本心を大事にしたことがとても素敵でした。
ノアの深く強く愛する気持ちがアリーの心をとかして正直になれたんだと思います。
ツインソウル・ツインレイ神話が好きな方には間違いなくイチオシな作品です!
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この「大恋愛〜僕を忘れる君と」もめっちゃ人気だったよねー!
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内容が「きみに読む物語」に似ているんだよね♪
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ムロツヨシ演じるシンジと戸田恵梨香演じるなおが最高すぎた!
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